むかし、むかしある村にテニスコートがあってな、村人たちは毎日テニスをして楽しく暮らしていたそうな。

ある日くたびれた老人がテニスコートにヨロヨロとに入ってきたのじゃった。村人たちはどうされたのかと聞くと「私は芳村整形外科でテニス中毒と診断されて,3日テニスをしないと禁断症状が出てしまうのじゃ」と答えると。「おお!芳村整形外科ならここの村人はみんな患者じゃよ。さっそく入りなされ」と優しく出迎えてくれたのであったそうな。

ところがテニスを始めたとたんみるみる元気になるばかりか鋭いショットややらしいボレーで村人たちをいじめ始めたではないか。村人たちは「これはきつい」と根をあげると、田中・渡辺という子分を呼び寄せて「おまえら!やっておしまい」とさらにいじめまくってしまうのであった。

なんとくたびれた老人と思いきやチームYY(やなやつ)の首領だったのでした。村人たちは恐怖のあまり村を出て行くものまで現れたのでした。「ふっふっふ後もう少しでこの村を乗っ取ることが出来そうだな、よしっ日本で一番偉い大学を出ていてバレー部のエースの河瀬を呼んでこい!」と子分に指令を出すのであった。村人たちは「もうだめだ。そんな奴が来たら村を捨てるしかない」と青ざめるのでした。

恐怖におびえながら村人たちは河瀬君のサービスを待っていると「あれっもしかしたらダブルフォルト?」ラリーになると「あれっ結構打てるぞ」何ゲームか試合を続けていくと村人が口々につぶやき始めるのでした・「もしかしたら河瀬様は救世主ではないか・・おお!正に救世主だ!これで村が救われるぞ~」
それからというものみんなで楽しくテニスを続けたのでありました。めでたしめでたし。
(ローカルでごめんなさい。昔話なんで当然フィクションですし登場人物も実在するものではありません。)
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