フタバアオイ
- 2014/09/19
- 12:29
うちのアンニュイな感じが気に入ったのであろうか、焼津の山奥から月に1回2時間かけて通ってくるおばあちゃんがいる。せっかく来てくれるのでお話しもいろいろ聞くようにしている。「どうですか?」「なんかここに通っているといいみたい」(何処がどんな風にいいのかわからない。そもそも何処が悪いんだっけ)と思うのだが、まあ良くなっているならいいか、とま「た来月見せてね」という具合である。ある日大事そうに新聞紙で包んだものを持って来て「先生は生き物が好きと聞いて庭に生えている葵の御紋を持って来たよ」と渡してくれた。徳川家のいわゆる『葵の御紋』の植物だそうで、庭に自生しているのは珍しいと言われ早速持って来てくれたのである。しかし根っこは付いているもののかなり「ぶちっ」て感じである。藻のようなものもあり「これはクラマゴケだね」と聞くと「よく知ってなさる。一緒じゃなきゃだめなのよ」

実は以前クラマゴケを花屋で買って枯らしてしまったことがあるので少し心配になる。早速お昼に家に帰り庭に植えてみる。ネットで調べるとフタバアオイと言うようである。2株ありなるべく日陰で湿ったところを選ぶ。ところが残念ながら1株は影も形もなくなり(葉っぱだけだったので無理かと思ったけど)クラマゴケもいつしか消滅する。翌月おばあちゃんが来院され、庭に植えたフタバアオイの写真を見せて「1株だけになっちゃった」と正直に告白すると、大変喜んで「また持ってくるよ」そして今月また持って来てくれた。

今度は屋根付きにしました。なんとか根付いてくれ!

実は以前クラマゴケを花屋で買って枯らしてしまったことがあるので少し心配になる。早速お昼に家に帰り庭に植えてみる。ネットで調べるとフタバアオイと言うようである。2株ありなるべく日陰で湿ったところを選ぶ。ところが残念ながら1株は影も形もなくなり(葉っぱだけだったので無理かと思ったけど)クラマゴケもいつしか消滅する。翌月おばあちゃんが来院され、庭に植えたフタバアオイの写真を見せて「1株だけになっちゃった」と正直に告白すると、大変喜んで「また持ってくるよ」そして今月また持って来てくれた。

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