立てることの重要性 その4 慢性腰痛症について考える
- 2022/03/16
- 17:00

慢性腰痛症は、40歳以上の男性では、風邪を入れても有病率は、ダントツ1位である。しかし病態は、内臓から来る命に関わる物から、単なる筋肉痛や、うつ病などの精神疾患まで様々でこれが腰痛症の原因だ!って物はない。そこで今回は、一番日常で見られる腰痛症について考えてみる。まず前回のような椎間板に縦方向に起こる力で圧迫されると椎間板ヘルニアや、関節障害が起こる。ところが下の写真は若い女性であるが...
立てることの重要性 その3 ぎっくり腰について考える
- 2022/03/11
- 11:16

「ぎっくり腰」という病名は存在しない。なので腰痛の患者さんからこれはぎっくり腰ですか?と聞かれてもまぁ急に痛くなる腰痛は全部ぎっくり腰ですよと答えているが、私は腰椎の椎間関節の捻挫だと思っている。では、どういう時に捻挫するのであろうか?脊柱は、大体90~95度回旋する。下図のように頸椎が50度 胸椎が35度 腰椎は5度である。
腰椎は5つあるから1椎体で1度である。1度とは完全に関節...
立てることの重要性 その2
- 2022/03/04
- 17:57

背骨にかかる負荷を考えてみよう。これは40年前のかなり古い整形外科の教科書から取った物です。(どんなに医学が進んでもこれは変わらないよ)
椎間板にかかる力を立位の時を100とすると上向いて寝てれば4分に1 横を向いて寝れば2分に1となる。少し前屈みになるだけで1.5倍以上になり、さらに物を持てば2倍以上になる。坐位は立位より4割くらい余計に体重がかかる(これは立っているときは腰の周りの筋肉が...
立てることの重要性 その1
- 2022/02/22
- 16:18

2015年の「美しく立つ」のブログから7年ぶり。立てることの重要性を再び考えてみる。やはり葉山杉夫先生の本からである。
僕たちが世界で一番偉そうになっちゃって、他の動物をいじめているのは、手が使えるようになったこと、脳みそが大きくなってしまったからなのである。それは、2足歩行で手が仕え、頭を支えることが出来る背骨が完成したからなのである。でも多くの整形外科の病気(肩こり/腰痛/足の痛み)は立ってしまったから...
泣いた話その2
- 2022/02/09
- 17:24

私は2度犬を飼ったことがある。(ブログで出たチャンプはとなりの犬だよ)一度目は幼少で、あまり覚えていないが、2度目は、中学生の時姉と2人で、親を説得して手に入れた血統書付きのビーグル犬であった。高校生になると姉は京都の大学に行ってしまったので、ケンケンと名付けた犬は、たいへん私になついてしまい、高校から帰ってくると待ち構えていてとにかく遊ぼう遊ぼうと大はしゃぎだった。元々猟犬なので、スリッパのとりっこ...